水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

小原池(岡山県倉敷)

おばらいけ。
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堤高15mでハイダムスペックを満たす溜め池として「ダム便覧」に掲載されている溜め池であるが、池密な倉敷においてハイダムがこの小原池と陶奥池(すえおくいけ)の二つしか記載されていないというのも肌感覚として少なすぎるように思った次第。
近くにある上の町大池や半島側の清水池など見た目からしてハイダムっぽいし、倉敷市のため池データベースをひもとくと、上の町大池、増原池などがハイダムだということが分かった。
それはいいとして、驚愕の数字がそこに・・。
ここ小原池の堤高が11.4mと記載されているではないか。つまりダムじゃない・・!?

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この堰体。感覚的には15mはありそうに見えるのだが・・。

うーん・・。
公式なデータベースなので11.4mが正式な堤高ということになろうかと思うが、肌感覚ではどうもダム便覧の15mの方が正しいような。
淡路島の路谷池では、古い資料では堤高16mとなっていたが、計測し直したため池台帳では11m余となった。このとき県の溜め池担当の方に、どう見ても15mぐらいはありそうに見えますが、と言って説明してもらったこともあるが、計測方法の違い、ということだった。くわしく路谷池のページで。

bunbun.hatenablog.com


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小ぶりな看板三枚。なかなか味がある。管理者は倉敷市のようだ。


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アプローチ路と駐車スペース