めおとがいけ。
デカルチャーと水抜きと養殖。
「女夫」は「めぶ」と読んでガテンな女性のことかなあと、ついアニメ映画『超時空要塞マクロス』に出てきた巨人女性兵士などをデカルチャーに妄想しつつ遠くに行きかけてしまったが、ふつうに「夫婦(めおと)」の意である。
淡路島でもそうだったが、上下二段の夫婦池では上がどっちで下がどっちかが分からないことがあるが、高知のこの夫婦は大丈夫。
どちらも「女夫ヶ池」で、名に「上池」と「下池」を付けるということである。
大正時代に造られた堰体は平成になって改修されたコンクリート製。
池に二筋あるインレットもコンクリートの垂直護岸なので、ぱっと見た感じでは堰体が三つあるようにも見えるユニークさがある。
かなり大きな立入禁止看板にボートや釣り禁止も記されている。池沿いの管理道の方も鉄製の頑丈なゲートと関係者以外立入禁止の大看板。
看板の設置者は「土地改良区」となっているので、農業用の池と分かる。ただ、周囲の農地よりも低い位置に池があり、水位も低いし、先述したように構造もやや変わっている。単なる灌漑用貯水池ではなさそうだ。
2010年に外来魚駆除目的の水抜きが行われたが、その際の写真で驚いたのは、太くて立派なへらぶなの姿。
それもそのはず。この池ではコイ、フナの養殖を行っているとのことだ。
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