【かつらざわこ。桂沢ダム】
ダム建設時、アンモナイトなどの化石が多く見つかった。上流部からは恐竜のような化石も発見され、日本初のティラノサウルスタイプの恐竜と推測され、一大恐竜ブームとなった。
しかしのちに恐竜ではなく、海棲爬虫類の新種との説が有力になり、地元は水を差されたかっこうに。それでも天然記念物指定が取り消されることはなく、のちに学術的な貴重さから再評価が進んだ。
喧噪の名残りといおうか、湖畔公園にはティラノサウルスのような恐竜の像が立っている。今では本家・ティラノサウルスでさえ直立歩行スタイルではないだけに、ノスタルジック。どこかさびしげに二本足で立つ恐竜はダム湖になんともいえぬ哀愁を添えている。
釣りはニジマス、ワカサギ、へらぶな。公園から湖岸におりるスロープがあるが、ゲートが閉ざされ立入禁止となっていた。
また、堰体へのアプローチ路の方も工事のため、関係者以外立入禁止だった。
桂沢湖といえば、釣り人がヒグマに執拗に追われる映像がYouTubeに出ていたのが衝撃だった。
釣り人の冷静な対応の一部始終が映っているが、走らないこと、荷物を置いて熊の興味を惹きつけることが効果的であることが、あらためて確認できた。意外だったのはクルマのクラクションは撃退効果が見られなかったこと。爆竹の方は効果があった。
マークした場所は湖畔公園駐車場。