北海道の農業ダムとしては、先鋭的なまでに自由
小樽川は余市川の支流で全長10kmほどの小河川。町としては小樽の方が余市より観光知名度ははるか上位にあるのに、川では逆とは。
北海道の農業用ダム湖の多く、というか印象としてはほとんどが立入禁止なのに、ここ落合ダムは農業用貯水池にもかかわらず、ボート、SUP、釣りなど広く湖面開放されていたものだから、もう感動のあまり涙で視界がうるんだ。(但しエンジン船は不可・ライフジャケット着用必須)
それだけでなく、ボートスロープには舗装駐車場、トイレ、広場も隣接し、この広場では無料でキャンプまでできる落合ダム親水広場として美しく整備されている。
流れ込みのひとつが親水公園に取り込まれ、遊水池とせせらぎは水遊びができるようになっていて至れり尽くせり。
ガイド付きカヤックフィッシングやSUP体験などのサービスも。釣りの対象魚はニジマス、アメマス、ウグイなど。インレット側は立ち枯れが多い沈んだ森の神秘感。
素晴らしい水辺であることは間違いないが、万人に向いているわけではない。飲料水はすべて持参しなければならないし、ゴミもすべて持ち帰り必須。
管理人付きキャンプ場ではないので、ペット連れのバンライフかぶれ、無法者キャンパー、ゆるきゃん勘違い焚き火ギナーなどに囲まれる可能性もあり、収容力に対してトイレと駐車場のキャパシティがあまりに小さい。繁忙期を避ける工夫は必須だが、それでも運が悪ければ、ある程度の不快さやトラブルは覚悟する必要はありそう。
マナー悪化の場合は立入禁止措置をとらざるを得なくなるとのことなので、北海道の農業用ダム湖の良き先例となるよう大切にしていきたい。
堰体とダムサイト駐車場
ダム湖の景観と水辺設備
バックウォーター側
ボート・カヤック出艇スポット
駐車場とトイレ
インレット側の親水公園内にある。
2023年
2021年
地形(空撮)
親水広場へのアプローチ路
離合困難ではあるがフラットなダート路。
池ごはん
池ごはん五つ星スポット。
2023年は道の駅で買ったトウキビとアイコ(ミニトマト)。以来、すっかりアイコファンになった。
2021年は、余市の地元スーパーで調達したムール貝。チリ産だが異常に安い。人生で一度は腹一杯ムール貝を食べてみたかった夢が叶ったが、食べ過ぎたせいか腹をくだした。北海道ではゴミ捨てに苦労するので、生ゴミ系はレジ袋ではなくストックバック(大)でしっかり密閉保管することにした。
マップ
現地案内マップ
Googleマップ
マークした場所はボート出艇できる親水広場駐車場。