【みたらしいけ。鹿島神宮の森、御手洗公園】
水位がなぜか乳を越えない七不思議の神池。
千年以上にわたって信仰を集めてきた鹿島神宮の神池。境内、裏参道の一角にある。
長きに渡って水が枯れたこともなく、水深は大人でも子どもでも乳を越えないといわれ、鹿島七不思議に数えられる。
神宮の周辺は完全に宅地化され、大きな山もないだけに1日400キロリットルもの湧水がどこからやって来るのか、確かに不思議である。
池周辺は御手洗公園と名付けられた園地で、さらに大きく取り巻くように杉、樅など600種以上の樹木が混淆繁茂する「鹿島神宮の森」が広がっている。池の水源にとって切っても切れない関係がありそうだ。
寺社の林は古代から伐採されず現代にそのままの姿で残されている点で貴重なものも多いが、この森も茨城県指定天然記念物に指定されている。
絶景パワースポット、大寒水ごり・・何かと絵になる池
御手洗池は茨城の絶景パワースポットとして紹介されることも多く、厳寒期には肩下まで水に浸かる白鉢巻に白ふんどし姿の男たちがギュウギュウに池を満たす大寒みそぎの光景が地域ニュースの定番。とかく絵になる池なのである。
BS時代劇『塚原卜伝』ロケ地。
まるで浮遊する鯉・・あの外来生物も?
野鯉と錦鯉が混泳。
澄んだ水で青く見えるフラットな池底は砂質で水深は1.2mほど。
アメリカザリガニが闊歩していた。水ごりの際に踏まれないのか、神の池の殺生戒で駆除もできないのかな。
池畔の水くみ場と茶屋
案内板と駐車場
ドローン禁止看板が立っていた。そもそも神域を上から見下ろすこと自体が控えるべきことだと、昔はお年寄りによく言われたものだ。
Google マップ
マークした場所は駐車場。