【しんぐうだむ。新宮川溜池】
堤高25m。昭和時代の農業用アースダム。
1955年竣工であれば戦後と高度経済成長期のあいまだろうか。訪れた際は完全見ぬ抜き状態。貯水池はカラっぽだし、長大な洪水吐もあいまって、ぱっと見は、まるで防災ダム。
令和二年(2020年)は全国の農業用溜め池にとって革命的ともいえる年だった。溜め池にも防災機能を担わせる「流域治水」の方針へと国の政策が大転換されたのだ。確かに2020年は台風シーズンを前に全国各地の溜め池の水位が落とされているのを実際に目にしてきた。
現地の看板には農林省建設部長の名とともに「新宮川溜池」と刻まれている。
アプローチ路は1〜1.5車線の舗装路。駐車スペースあり。
愛媛県にも同名ダムあり。
マークした場所は駐車スペース。