ひかわだむ。肥後平家湖、氷川ダム貯水池。
![f:id:cippillo:20180901093410j:plain f:id:cippillo:20180901093410j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/cippillo/20180901/20180901093410.jpg)
9月1日より親水区域での釣り解禁。近くには3,333段の日本一の石段。
熊本県営の多目的ダム。「肥後平家湖」という貯水池名。動力船をのぞくボートフィッシングが公認されているので、カヤックフィッシングにうってつけ。インレット側に親水公園やボートをおろせるスロープもある。
親水区域となっている白岩戸公園は陸っぱりしやすいものの、遊泳者保護のため釣り禁止期間の設定もあり、そのほかルールはけっこう細かい。
対象魚は、へらぶな、ブラックバス、銀化ヤマメ(サクラマス)。
ダムサイト横に駐車場、ほか湖岸の複数箇所に駐車場、トイレあり。
>氷川ダム湖面利用ルール(PDF)
駐車場と湖面利用案内板。
11月には3,333段を駆け上るイベントも。
ダムから国道を3kmほど上って行くと、3,333段という日本一の石段を誇る御坂遊歩道日本一石段がある。登り口に有料駐車場や食事処も。
足腰が元気なうちに挑戦したいと思っていたが、いざ登りはじめてみると想像以上の厳しさ。それでも高齢の方も登っていて驚いた。
まずは石段の全体構成。
登り口にある駐車場と茶屋。この時点での標高は240メートル。
現在のイベントではタイムや順位はつかないが、かつてはレースだったようだ。スポンサーは、さすがのレッドブル!
登りはじめをいかに抑えるかが大事なのに、元気なうちは、つい一段飛ばしとか、なめたことをしてしまい、あとで後悔することに。
こんな古木があったり。
こんな休憩所があったり。
ときには、こんな平坦な石畳みもないではない。
それでも基本的には延々たる石の階段。気持ちが萎えそうで顔を上げられない。
二千段目。半分を越えたという喜びよりも、果たしてあと半分も登れるのかという恐怖の方が強い。序盤に飛ばしたのが災いし、やや朦朧としている。心のどこかで、今日はちょっと無理かもしれないという囁きも。
目の前の階段ばかり見ていて気がつかなかったが、標高がかなり上がっている。
石段の材料には、世界中のいろいろな石が使われている。最初こそ変化を楽しむ余裕があったが、石材が変わると微妙にグリップ感が変わるので面倒に感じてしまう。今はただただ淡々と登りたい。
人生を思わせるほど長かった三千段目までの道のり。なぜかここからソ連製の石材。あ、視界が狭い。
三千百段からゴールまで最後のひと登りは天国への階段か。降りてくるジャージの若いカップルでさえ神に見えてしまう。
三千三百段。その先に待っているのは? あ、目の前が白い。
何という解脱ぶり。そう、ずっとゴールと思っていたものは、たどり着いてみれば、きまって始まりにすぎないのだ。標高860メートル。
マークした場所はボートスロープのある草谷公園駐車場。