水辺遍路

実踏・日本の湖沼 9,000湖

ふくろう池(北海道東川)

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忠別湖のインレット側の散策広場にある池。
散策広場には小公園と駐車場、トイレが整備されている。見晴らし台のような築山から、ふくろう池を垣間見ることもできる。
公園からのびる遊歩道を歩いて行くと、池を一周できるが、木々や藪に阻まれてほとんど眺望がない。やっと藪の切れ目を見つけて水辺に立つと、北海道の名峰・大雪山がのぞめた。
島を浮かべ、天然湖沼のような植生豊かな池なのに、なぜか大噴水が噴き上げていて、どうもちぐはぐ。果たしてダムができる前からの天然湖なのだろうかと、航空写真で地形を確認してみると・・。

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ふくろうだった。
耳まである。でも耳があるのは、フクロウではなく、ミミズクでは?
じつは耳に見えるものは羽角と呼ばれる羽毛の束でしかなく、確かに羽角の有無をもってフクロウとミミズクを分けてはいるものの、いわば人間都合の区別であって、生物学的には同じフクロウ科の鳥とのこと。シマフクロウのようにフクロウの名でも耳のあるものもいるから、ふくろう池で問題なし。
ここまでみごとにフクロウの形をしていると人造湖の方に傾きそうだが、天然湖の可能性も捨てきれない。

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似た名の湖沼としては道内当別町に当別ふくろう湖(当別ダム)があるが、そちらは空から見てもふくろうの形はしていない。
形状を何かに見立てた湖沼としては、兵庫県伊丹市の昆陽池(こやいけ)のスケールが大きい。逆にスケールの小さなものとしては、千葉県の手賀沼をかたどったミニ手賀沼がある。
偶然の産物としては、千葉県木更津に航空写真で見ると古代魚の顔そっくりの浸透実験池や、ノラクロ軍曹の頭部シルエットが浮かび上がる山形県酒田市のノラクロ池などがある。

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Googleマップには池としての記載がない。航空写真に切り替えると池を確認できます。