水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

旧狩野川(静岡県沼津)


狩野川の河跡湖が良好な自然環境を保全

清流、狩野川の旧河川跡で、水田の中にひっそりとたたずむ浅いマディーポンド。
へらぶなの名所である門池と城池のちょうど中間にある。
ここも、2013年の初訪時は地元で知られたヘラブナ釣り場となっており、魚は尺前後が平均で、時折、尺半を交える。
釣り人が少ないため魚は素直だが引きは強い。沖走りにそなえてハリスは0.6以上が無難。そんな話を釣り師に聞いた2013年時点で、すでに4名程度の釣り桟橋らしき残骸があったが使用できる状態ではなかった。楽に釣り台を設置できるのは1箇所だけのようである。
アクセス路は狭く、屈曲箇所がある。
駐車スペース1〜2台。

狩野旧川の景観と形態

河跡湖は松毛川(灰塚川)とも呼ぶ

以下、現地の案内板より。

松毛川(灰塚川・千年の森づくりトラスト運動

狩野川の旧河川敷である松毛川(沼津市では灰塚川と呼ぶ)には、絶滅危惧種のメダカや海と川を行き来する回遊魚トウヨシノボリ、コサギやアオサギ、クロイトトンボや松毛川で 始めて見つかった タイワンウチワヤンマ、ヤブツバキやアオキ、ブラックバスやカミツキガメなど多くの動植物が生息しています。
また、エノキ、ムクノキ、ケヤキなど街齢100年以上の巨木が130本以上も密生する貴重な河畔林・林帯と豊かな水辺自然空間が残っています。
2003年から三島市御園・沼津市大平地区の地域住民や多くの団体、大学生、NPO
法人グラウンドワーク三島などが中心となり、ふるさとの森を守り、育てるための竹林伐採や6,300本もの植林、清掃活動などに取り組んできました。
2020年には、三島市側私有林 約3,000mを、トラスト運動によりグラウンドワーク三島が買収しました。また2020年度からは、静岡県東部農林事務所によって松毛川の堆積土の工事や周遊道路の整備が進められます。
今後とも、「松毛川千年の森づくりトラスト運動」を継続していきますので、皆様のご支援とご協力をお願いします。
NPO法人グラウンドワーク三島

2013年



駐車スペース


アクセス路と周辺の景観

狩野川本流の堤防


タカラスダンダード工場側

Googleマップ

地図内にマークした場所が駐車スペース。