水辺遍路

実踏・日本の湖沼 6,100湖

昆陽池(兵庫県伊丹市)

こやいけ。昆陽池公園。

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日本列島をかたどった大スケールの中の島。じつは日本初の「多目的ダム」?

まず、ふつうは読めない。「こやいけ」と読む。
昆陽池公園として整備・開放されており、この公園は市街地内にある伊丹市の顔ともいえる都市公園である。上の写真など大自然のまっただ中、という感じがするが、公園の周囲はびっしりと住宅に囲まれている。
公園の中心構成要素として二つの趣きの異なる池があるが、二つを総称して昆陽池と呼ぶようである。南側の池は調整池然としたコンクリート護岸。対して北側の池は上の写真のように緑に包まれている。
この池の最大の特徴は、日本列島をかたどった島があること。スケールが大きすぎて、ちょっとばかり見おろすぐらいでは分からない。航空写真で見ると、みごとに日本列島が浮かび上がる。
池の起源はなんと奈良時代。731年(天平3年)、行基の指導のもと築造されたとされるが、行基さんは何ともあちこちに名前を残しているものだ。「日本最古のダム式ため池」の称号をもつのは大阪府の狭山池であるが、こちらは「日本初の多目的ダム」ということなので利水のほか、治水の役割も担っていたのだろう。
関西屈指の野鳥の楽園。昆虫館、ビジターハウス、ビオトープあり。駐車場有料。
公園西側に151台の有料立体駐車場がある。

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Googleマップの2015年の航空写真。減水状態のため日本列島の形が不鮮明になっている。
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片目がつぶれた魚の伝承は、柳田国男にも採話される。

行基がこの地で薬師如来の化身である病人を助ける説話があり、病人に供した半身の魚の残り半分を池に返したところ、泳いで行ったという。魚は鮒だったとされるが、その子孫が代々、片目がつぶれた魚として生き継がれてきたという。この伝承は柳田国男にも採録されている。
類話は近くで他に駅ヶ池と潰目池の二例見られる。

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昆陽池は南北二つの池で構成される。南側の調整池は石垣風のコンクリート護岸で釣り禁止の看板があった。
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オニバスの保護エリアが見られた。
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マークした場所が駐車場(有料)