名前が気になりすぎて、神津島ではどうしても行ってみたい池だった。
しかしこの池、島にそびえる標高500m余の天上山の山頂にあり、会うためには登山が必要。「洋上のアルプス」とも称される天空の庭のごとき闊達な頂上には40ほどの火口跡があるとされ、このババア池は雨量が多い時期に水がたまり池になる雨後出現池の形態をとる。
名の由来であるが、神事に使う植物を取りに山に登ったご婦人の面々が、休憩がてら池のほとりに集ってワイワイやっていたから、とか、そんな話であった。
池のほとりは草原のようになっていて、なるほど、ランチスポットとしては、うってつけ。
近くにはババア池に似た形態の池がもうひとつあったので、合わせて掲載しておく。
同名類名の池としては、三重県四日市に通称「ばば池」こと北地神池がある。読みとして「ばば」のつく池であれば、馬場の字を持つ池は全国に複数ある。一方、「じじい」の方は少なく、上記の四日市にある「ばば池」と対で「じじ池」の愛称のある南地神池とか、なんとなくババアとセットにしたくなるジル蔵池（高知県）ぐらいしか思い出せない。
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