水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

亜字池(福岡県北九州)

【 あじいけ。河内堰堤、河内桜公園】

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池の中に並ぶケルンのような石積みは、かつて水質浄化用の噴水として使われたもの。

1927年に竣工した河内貯水池の堰体直下に造られた水質浄化用の池。前年の1926年に完成しているので、河内貯水池の利水プロジェクトの一環として当初から計画されていたようだ。
登山道で見られるケルンのような石積みが三基並び、規則的な岸の形状とあいまって上から見ると「亜」の字に見えるというので「亜字池」。
池の周囲から河内貯水池堰堤までの渓谷には、太鼓橋と桜吊り橋の二本の遊歩橋にまとわりつくように桜が植えられ河内桜公園と銘打たれている。桜の季節、北九州の工場で働く若い外国人男女の姿が多く見られた。


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桜吊り橋(左)と太鼓橋(右)


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噴水用の配管。


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コンクリート護岸の装飾。


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池で元気に泳ぐのは大きなオタマジャクシ。


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堰体をはさむ山の斜面にあった円柱状の監視塔(?)も石造り。


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案内マップ。

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駐車場内にある案内板をはめこんでいた壁も、ご覧のとおり割石をきれいに積みあげています。今の時代だと、なかなかこうはいきませんね。


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マークした場所が堰体横側駐車場。亜字池へは、駐車場から道路をはさんで向かいにある木製デッキの横から階段で下る。