水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

二十番貯水池(鹿児島県種子島)

なんと種子島の上水道専用貯水池だった。なるほど取水設備は見たことのないタイプ。操作用ハンドルがシブい

種子島の古い水道水源池

種子島の中央部を流れる大渡瀬川の源流の水源近くに立地する池。といっても種子島を縦断する幹線道から分岐するアプローチ路で300mほど下ったところにあった。クルマでも進めないことはなかったが未舗装路だったので歩いたが、山というほどでもなく田園の中の森といった趣き。
中種子町では最大規模のダム型貯水池にもかかわらず、農業用ため池のデータベースに掲載されていない。なるほど、池の堰体前には厳重なフェンスゲートがあり、看板には中種子町の水道施設とある。これをヒントに調べてみると、中種子町役場の水道事業施設位置図(平成17年)という公開資料に「二十番貯水池 貯水量 55,000 m³ 取水量 300m³/日」と池名が記されていて正体が分かった。
取水設備が古いめずらしいタイプだったのが印象的。中種子町では唯一の水道用貯水池でありスペック等不明なので謎ダムとしてダムカテゴリに分類した。



アプローチ路


種子島の酒場と地魚の「もはみ」。この後、娘は結婚、出産となり家族の池めぐりとしては最後となった。(2022年3月)



http://www.city.nishinoomote.lg.jp/material/files/group/59/naka.pdf
http://www.city.nishinoomote.lg.jp/material/files/group/59/naka.pdf
(西之表市オフィシャルサイトより)