平戸島の棚田を潤す溜め池
池の上第1溜池は「ダム便覧」にも掲載された堤高15mの溜め池で、「ダムを見守る夫婦猿」という特別記事にもなっていてとてもワクワクさせられたが、長崎県オフィシャルため池データベースでの登録値は堤高12.3mとなっており、残念ながらダム落ちの可能性が出てきた。
それでも平戸島の棚田を潤す地形の妙味、池畔に立つ猿の石像の謎、そして簡単には会うことができないアプローチの難しさなど、この池の魅力が減じるわけではない。
また、長崎県ため池データベースが国の号令のもと自治体がまとめた最新かつオフィシャルなデータベースとはいえ、カンペキというわけでもない。間違いや特定できていないものもある。下のように間違いでなければ世界一のアースダムか、というような記載もあるのだ。
そんなわけで自分の備忘録も兼ねて当ブログでは「ダム」カテゴリに入れている。
アクセスは一筋縄ではいかない
池の上第1溜池
この林道からは池を見ることができなかったので、空撮で周辺地形やルートなどの状況を確認することにした。
池の上第2溜池
第2溜池の方は農道から直接見ることができる。堰体天端には猿の石像がある。
水の色が第一溜池とぜんぜん違う。