高千穂峡を形成する懸崖の中段にある池。
阿蘇山噴火による溶岩が作った垂直の懸崖から湧出する水量は豊富で、玉垂の滝となって落ちている。これをコンクリート堰で堰くことで上水道を取水する池となっている。
堰の下は公園池になっており錦鯉が泳いでいた。名所の滝の滝つぼを水源池とし、オーバーフローを受け止める逆調整池のような位置に公園池を配するというレイアウトはまず見たことない。
以下、高千穂町オフィシャルサイトより。
高千穂町上水道は、2ヶ所の湧水を水源にしています。御塩井にある浄水場(御塩井ポンプ室)ではその湧水を滅菌処理し、2ヶ所の配水池へ4台のタービンポンプで導水しています。その後、2ヶ所の配水池から各家庭へ配水しています。
各配水池の主な給水区域は、城山配水池は押方・三田井北・三田井東などの地区、金比羅配水池は町区・本組・下川登などの地区です。
また、各水源の1日あたりの推定湧出量は、第1水源(御塩井)8,000立法メートル、第2水源(湧清水)26,000立法メートルの湧出量となっています。