農業用の溜め池。
北海道の農業用ダムの常道といおうか、農業オフシーズンは水が抜かれる。スムーズな完抜きができるのも優秀な底樋門ゲートのおかげ。
田植えが終わったあとの梅雨時ということもあり、低めの水位運用中らしく底樋ゲートと半円形洪水吐とがバンドルされた、ちょっとめずらしい取水塔がまる見え。
これは重力式コンクリートダムでいうところの常用洪水吐か。この半円形洪水吐とは別に大型の自由越流タイプの洪水吐も備えている。
改修記念碑によれば大雨時に洪水吐キャパ不足で堤体が損傷、漏水に悩まされ、七年の歳月をかけて洪水吐をリニューアルしたとのことである。にしても堤を見守ってそびえる男根(?)碑は何だろう。
二車線の主要道沿いにあって、北海道の農業用ダムとしてはもっともイージーアクセスな部類。