水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

呑龍トンネル終点ポンプ場の調整池(京都府京都)

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遠くから見ると卵型の不思議な建造物は、洛西浄化センター内の下水道処理用の卵形汚泥消化タンク。

京都市、向日市、長岡京市の都市生活を洪水から守っているのが、地下トンネル式調節池の「いろは呑龍(どんりゅう)トンネル」。
この地下調節池の呑口となっているのが行者池という溜め池だったので驚いたことがあるが、ここで紹介するのは出口の方。ポンプで桂川に排水する構造で、洛西浄化センターという下水道処理施設の中にある。
2013年に桂川が氾濫して嵐山に大きな被害があった際に、この地下調節池は100パーセントの満水となった。もしこの施設がなかったら被害域は嵐山以外にも広がっていただろう。
呑龍トンネルの工事は完成に向けて今もつづいており、令和二年には暫定供用開始。全体の完成は令和五年の予定。
浄化センターは一部、公園としても開放されており、駐車場有料。マンホールカードの配布あり。

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