小山田溜池とも。
江戸時代に築造されてから改修と規模拡大をかさねて現在の姿に。棚田の斜面に設けられた立派な溜め池は地域農業の生命線でもある。
また長野市の少年バサーにとっては大人への登竜門ともいえる池であり、長野市出身の釣り人なら、ここをホームポンドとして心にとどめている人も少なくないだろう。
全周に渡ってオカッパリポイントが点在し、とにかく環境がよい。明るく開けた池だが、その明るさにどことなく影がある。
堰体から見て対岸側の森に祠がある。祠の方から視線を感じる。祠の前に何かいる? 釣り人? 怖くて直視できない。写真も怖くて直視できない。たぶん人だけど、動かない。へらぶな釣り師?
洪水吐前には、あやしいオーラを放ちまくっている奇妙な岩をのせた祠が水面に顔を出している。
釣り場としての人気の高まりを受けてゴミや迷惑駐車の問題も多発。
釣り禁止を食い止めようとバス釣り愛好家も掲示板を設けて努力していたようだが、残念なことに水利組合によって釣り禁止表示が貼り出されていた。
アプローチ路は棚田を抜ける狭い急坂。分岐から堰堤に出られ、駐車スペースも数台分あったが、迷惑駐車禁止看板が掲げられている。