配水池をサポートする調整池
長野市街地を見下ろす高台にある配水池。と思いきや・・。
配水池には農業用や上水道用があるが、立地的に上水道用だろうとタカをくくっていたら、門のプレートには「長野県企業局 篠ノ井ポンプ場」とある。工業用?
よく見ると、長野県企業局 川中島水道管理事務所とあったので、やはり上水道用。
と思ったら、じつはもっと奥深かった。
水道需要の増減が激しい地域では、配水池の他に調整池を設け、夜間の間に浄水した水を貯めておき、日中の需要アップ時に配水池ではまかないきれない分をサポートするのだという。
調整池といえば、洪水対策の防災調整池、水力発電でダムをサポートする発電用調整池、農業用の基幹用水路を補助する農業用調整池などを紹介してきたが、配水池をサポートするタンク型調整池なるものは今回が初めて。