大池とも。京都の平安神宮の北東部は、日本仏教界の祖の一人である法然上人の聖地ということもあって、超・寺密なエリア。
企業城下町のように寺社がひしめき、寺社池もたくさんある。
オープンな池が多いが、鎧池(大池)だけはアプローチがなかなか難しく、垣間見ることができた程度だった。
100mほど南には兜之池(蓮池)があり、二つ合わせて、鎧(よろい)と兜(かぶと)。これは何かありそうだと思ったら、ヒントは近くの「熊谷直実 鎧掛けの松」の案内板にあった。
この熊谷さん、源平合戦で大功績をあげながら、思うところあり出家を志すようになり、ついにここ京都で法然上人をたずね、兜、鎧を脱ぎ捨てて弟子入りしたという。
なぜ出家を志したかは能の演目としても取り扱われている有名なストーリー。
また、日本一暑い町として全国に知られる熊谷市の始祖でもある。
マークした場所は兜之池。北にあるのが鎧池。