水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

打尾谷ため池(富山県南砺)

f:id:cippillo:20191020161642j:plain
池の流れ込み側には滝のような堰が何段も見える。案内板には「夫婦滝」の名も

大鋸屋林道溜池(おおがやりんどうためいけ)」の名で「ダム便覧」をはじめダムマニアたちの言及も多いダムスペックの農業用溜め池。堤高19m。
林道名が付せられたダムというのもめずらしいなと思っていたが、300m足らずの短かいダート林道の先にある池の案内板には「打尾谷ため池」と記されていた。この池を管理する受益農家の団体も「打尾谷ため池」と呼んでいるので、水辺遍路でもそちらに倣った。
スリ鉢状に傾斜する岸にへばりついた斜樋ゲートの操作室は、どこか秘密基地のようでもある。池の奥には滝も見える。
地元では災害対策工事に合わせ小水力発電の導入を望んでいるという。

f:id:cippillo:20191020161717j:plain

f:id:cippillo:20191020161704j:plainf:id:cippillo:20191020161727j:plain
取水設備と堰体


f:id:cippillo:20191020161652j:plain
堰体下の様子