みずがとろだむ。
ラジアルとローラーのハイブリッドゲート?
三門のラジアル方式のクレストゲートを備える重力式コンクリートダム。ラジアルゲートの隣にひときわ高くそびえる塔はローラーゲートであろうか。地下ポンプとつながり常用されているゲートのようだ。ハイブリッドなゲート構成がとても興味深いダムである。堰体が長いため、低く見えるが34mある。
上流にある寒河江ダムで発電のため流された水をこの水ヶ瀞ダムで溜めておき、地下のパイプとポンプを通じて余剰電力のある夜間に水を寒河江ダムに戻す。揚水式発電のような役割をしているダムだが、水力発電の逆調整池の発展型というべきか。
ダム湖内への立ち入りは禁止。
もともと「水ヶ瀞ダム」という名のダムはずっと上流にあったが、寒河江ダムの完成によって水没した。同ダムの5km下に新造されたダムに名付けることで「水ヶ瀞ダム」の名を復活させたが、旧水ヶ瀞ダムの堰体は水没ダムとなった。
駐車スペースと案内板。
マークした場所に駐車スペース。