水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

橘湖(北海道登別)

たちばなこ。

2014年、空撮で橘湖を捉えた。奥には倶多楽湖も見える。アプローチルートがある程度は確認できるが、10年後の再訪でもあまり進展なし

日本で唯一の「個人所有の湖」という話だけど

池やダム湖ならともかく、地域ひいては日本全体の宝でもある天然湖が個人所有とは・・2014年の初訪時は「日本で唯一の私有湖」とされ、ヒメマス、ニジマスをターゲットに1日20名限定で釣りができるとの話を聞いていたが、2023年夏の再訪では「橘湖」を案内する公的な道標を発見。個人所有なら、公的な道標というのも変だなあと思いつつ、その方向にクルマを進めると、すぐに行き止まり。なんなんだ?


 

橘湖の形態と景観

貧栄養湖らしく水はコバルト色に澄んでいる。近くにある倶多楽湖と同じくぱっと見は山頂火口湖を思わせる形態を持つが、小規模なカルデラの底に立地しているようにも見え、カルデラ底の残存湖、あるいはカルデラ底の火口湖の可能性もあるかと思う。


 

古い案内マップが草に埋もれて

道道2号の橘湖入口から徒歩で1.6kmほどというが、カルルス温泉の駐車場にクルマを停めてアタックするのがよさそう。
草になかば埋もれた案内マップによると、橘湖には大湯沼方面からも遊歩道でアクセスできそうな感じだが、このマップもあちこち剥げかけていて・・。
真相解明はまた持ち越しとなったが、今回の成果は下のマップ。遊歩道があるということは、個人所有でも立入禁止とかではなさそう。それにしても誰が所有してるの?


カルルス温泉駐車場

無料。トイレ、案内板あり。



 

マップ

池さんぽマップ

Googleマップ

マークした場所は、カルルス温泉駐車場。トイレあり。