【あかんこ / アカムトー】
天然記念物マリモと、ヒメマス原産湖
国の天然記念物のまりもで、あまりにも有名な湖。
私が本州の小学生のころ、まりもを飼育するのがブームになった記憶がある。
釣りは観光地ながらイトウまで放流されており、アメマス、レインボーが狙えるが、じつは全国各地の湖に放流されているヒメマスの原産湖でもある。
ラムサール条約登録湿地。
阿寒湖の形態
カルデラ湖が分断
古いカルデラ湖(古阿寒湖)が新しい火山活動によって前阿寒湖となり、さらに雄阿寒岳の溶岩によって三つに分断され、現在の阿寒湖、パンケトー、ペンケトーに。
湧壺とボッケ・・今なお現役の火口
阿寒湖の底からの温泉湧出は結氷期における湧壺を生む。
また南岸のボッケと呼ばれる泥の池も小さな火口。
パンケトーから水が流入
パンケトー、ペンケトーは阿寒湖の水源にもなっている。
吐き出しと阿寒川
下の写真では、手前に向かって流れ出している。
湖岸(ウグイ川流入口付近)
マリモの丸くなりかけ?
阿寒湖の景観
湖底線路
湖底線路といいつつ、じつはインクライン。2023年8月撮影。
湖底線路は道内の然別湖や山梨県の本栖湖にも。
湖のこみち
エコミュージアムセンターから出ている遊歩道。阿寒湖の展望が素晴らしい。
雌阿寒岳頂上からの阿寒湖
空撮ではなく、自分の目で阿寒湖の南側からの全貌を見ることができた。
湖岸ホテルと結氷
2014年GW撮影。
阿寒湖の施設
阿寒湖畔エコミュージアムセンター(環境省)
入館無料、駐車場有料。
阿寒湖温泉街
まりも通り
左は2023年、右は2014年。
遊覧船
ゴールデンウィーク直前、氷を割って航路を確保しようとする遊覧船。早朝の阿寒湖にばりばりという音が響きわたった。
阿寒岳神社・阿寒湖稲荷
生息する魚類・動植物
ヒメマスの原産湖
十数種の魚類が生息
ヒメマスのほか、ニジマス、鯉、ワカサギなど十数種の魚類が生息。
釣りの入漁規則
2023年8月、ウグイ川河口に設置された看板。
流出河川の阿寒川はフライの聖地
以下はエコミュージアムセンターの掲示。
国の天然記念物、阿寒湖のマリモ
阿寒湖のシンボル的存在
マリモが危機?
神戸大学の水環境工学グループの調査で、恒常的な猛暑による阿寒湖の高水温化でマリモの空洞化が指摘された。
空洞化の加速により大きなマリモが消えてしまう恐れがある。
マップ
現地案内マップ
ニッポン湖沼図鑑マップ
2024年、ver 1.2に更新。