戸隠奥社と並ぶ奥座敷感の池。
戸隠山の中腹、森閑とした戸隠神社の奥社と並ぶ立地にある鏡池は、容姿端麗な戸隠の池群のなかにあっても、誰もがうらやむ奥座敷のプリンセスのごとき趣きがある。
とはいっても舗装林道とはいえ池にはクルマで行くこともできるし、70台以上の舗装駐車場も備え、瀟洒なレストランまで立っており、今や立派な戸隠高原の人気ビュースポットとしての地位を確立している。
「鏡池」の名のとおり、水面に映った戸隠連峰の姿が美しく、紅葉の時期などは堰体にカメラマンが列をなす。天然湖と見まごう空気感をもつが、そもそもこの池は農業用の温水ため池という地味なお仕事をしている人工池なのである。
2020年にNHK「日本の里山」で鏡池が潤す棚田とともに、その四季がとりあげられた。
釣り、ボート、遊泳禁止。
マークした場所に駐車場。