天然湖沼のルックスと、コンクリート製の取水設備
日本海の冬の厳しさを思わずにはいられない寂寥感ただよう湖景も、短かい夏のあいだだけは花々で彩られる。
津軽半島の西海岸沿いに南北に分布する屏風山メロンロード池沼群にある天然湖改造型の溜め池がベンセ沼。道路側にコンクリート製の水門があり「辨瀬水門」と刻まれていたから、漢字で書くと辨瀬沼となるのだろう。
屏風山メロンロード池沼群では、初めて見つけた利水設備。よく見ると、階段状の選択取水栓が並んでいる。
流れ出し方向の海側に、ニッコウキスゲ、ノハナショウブ群落の間を木道が通るベンセ湿原が広がり展望台も。ふつうの池沼は流れ込み側に湿原があるものだが、ここでは逆。
駐車場、トイレあり。
マークした場所にトイレ付き駐車場。