【ぶしゅうがいけ / 武周湖ダム】
江戸時代の山津波で生まれた悲哀の歴史が湖底に
天正18年(1590年)の12月に発生した山津波によって集落を呑み込んだ堰き止め湖をベースに、大正期にアースダムを築いて嵩上げダム化した貯水池。
肢節量は天然湖沼(堰き止め湖)で全国一位
ぱっと見では周囲長4kmであるが細かく入り組んだワンドがあって実際の湖周長はなんと9km!
湖沼の形状の複雑さを示す指標である肢節量が8.25(環境省「全国湖沼調査報告書」1993)で、日本一入り組んだ湖沼といえる。
逆に肢節量の低さ日本一は北海道の倶多楽湖で1.01。
タチヤナギの群生と釣り禁止
湖上流部のタチヤナギの群生がある。
かつてはヘラブナ、ブラックバスの釣り場としても知られていたが、2022年の再訪時はルアー釣りおよびボート釣り禁止の看板があった。
駐車場、トイレあり。
2012年の武周ヶ池