ばぎゅうぬま。
池ヌシは馬の首と牛の体を持つ異獣
馬牛沼。
シンプルな池名ながら全国で他に同名の池を知らない。
起源は古く、9世紀初めに沼に関する伝承が残っており、征夷大将軍・坂上田村麻呂の馬が沼に落ちて死んだことから「馬入沼」となったらしい。
また、形状から「馬形沼」と呼ばれたという説もあるが、池名に関して私がもっとも気になったのは馬の首と牛の体を持つ異獣が棲んでいたという言い伝え。
池ヌシとしてこれはきわめてレアな存在といえる。直線距離にして10kmほどの比較的近くにある半田沼にも、牛に変身する大蛇という池ヌシをもつ池もあるが、牛なり大蛇なりはメジャーな池ヌシ。15kmほどのところにある長老湖は赤牛が池ヌシである。
周囲長は2,300mもあり鯉の養魚場として利用された時期もあったようだ。
2013年の初訪時は野鳥観察の拠点として整備され、階段状護岸も一部にあったが釣り人の姿は見られなかった。
2021年の再訪では白鳥がいた。また釣り禁止看板があることに気づいた。
国道4号沿いにありアクセス性は抜群。国道沿いに国交省が設けた休憩用の駐車スペースがある。
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マークした場所に駐車場。