わいだにいけ。和意谷ダム。
ダムスペックを満たし和意谷ダムとも呼ばれる昭和時代築造のロックフィルだむであるが、岡山特有のまるみを帯びた低山がほっこり囲むこの貯水池は、やはり和意谷池の名のほうがしっくりくる。
フローターなどでブラックバス釣りをするアングラーも少なくないようだが、堰体周囲には近づかない方が無難だろう。アールを描く長い洪水吐に引き寄せられでもしたら、そのあとは世にも怖ろしい暗渠が待っている。
越流に弱いロックフィルダムの欠点を、トンネルを使った洪水吐で対処しようとした事例だが、このトンネル、のぞいているだけで吸い込まれそうである。
マークした場所は駐車スペース。