水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

みくりが池(富山県立山)

【ミクリガイケ、御厨ヶ池】

富士、白山とならんで日本三名山に列せられる立山。その観光ポスターやパンフレットに必ずといって登場する顔役のような存在が、ここミクリガ池。
この池に会いに行ってから四年、水辺遍路チャンネルにこの池の動画まで出していたのに、なんともお馬鹿なことにミクリガ池の記事を出し忘れていたことに、先ほど気づいた。オーマイガー!

ミクリガ池(2018年10月撮影)


 

立山のメイン観光地・室堂の看板池

はるか遠方の能登半島からも見える立山の主峰だが近づくにつれ姿が見えなくなる。それが立山が肩にのせる最高所のテラス、室堂平までシャトルバスで上ってくると、眼前に朝日を遮る屏風のようにそそり立つ威容に圧倒された。
この室堂には名のついているもので四つの小規模な天然の火口湖があるが、筆頭格は立山のみならず日本の湖沼絶景ランキングトップ常連のミクリガ池
湖面標高はなんと2,405m
「池」という名ではあるが最大水深15m、周囲長630mの貧栄養湖。スペック的には「湖」に入ろうか。
青い湖水が印象的だが、一年の半分は深い雪の下に埋もれるためか生命の躍動感は感じられない。生息魚類はおらずプランクトンや昆虫類だけが棲む。
池の水は立山信仰と深く結びつき、池名も神の台所の意。




 

湖畔には温泉も

そんな池であるが、驚くべきことに「みくりが池温泉」が隣接。ここは立山の頂上を目指す登山客の拠点でもあるのだ。
室堂バスターミナルからミクリガ池までは徒歩15分ほど。


 

アクセス

自転車も含めてマイカー規制のため、室堂にアプローチするにはケーブルカー、シャトルバスを利用するのが一般的で、時間とお金がけっこうかかる。アクセスの詳細は、餓鬼の田のページおよび水辺動画に。

bunbun.hatenablog.com




 

立山黒部アルペンルートマップ(オフィシャル看板)

立山黒部アルペンルートのマップ。