【じごくぬま。底なし沼。酸ヶ湯温泉】
酸ヶ湯(すかゆ)温泉は、雪深い八甲田の山中にあり青森市民には昔から馴染みのローカル温泉だが、総ヒバ造りで硫黄臭と湯治場の名残り香の漂う千人湯のポスターで一躍、全国的に知られる温泉に。
この酸ヶ湯温泉近くにあり、湯治客の散策スポットになっているのが地獄沼である。
爆裂火口湖ということで、底なしと言われる沼底からは今もなお90度前後の熱湯が噴出しており、魚の棲める環境ではなさそうである。沼への立ち入りもできない。
国道103号沿いにあり、池の近くには駐車スペースもあるので、湯治客でなくても手軽に池に対面できる。八甲田山を背負った妖艶な水の色が何とも不思議な空間をつくりだしている。
池の吐き出し側にはコンクリート製の余水吐が設けられており、水位が一定以上にならないように工作されていた。流れ出しに渡された国道の橋の名は「じごくばし」。
マークした場所は酸ヶ湯温泉の公営駐車場。