北山公園。
外来魚駆除の水抜きで意外な結果が。
2010年に住民50人が参加し、池の水を抜いての掻掘り(かいぼり)が行われた。目的は外来魚駆除で、確認された魚種は多様にわたった。報告によると、40クラスのブラックバス2尾、ライギョ1尾が捕獲されたが、小型のバスとブルーギルは確認されなかった。
コイは80センチ級を筆頭に40尾。数が多かったのはマブナとモツゴでそれぞれ500尾と2200尾。ほか、数は少ないもののタモロコ、ヨシノボリ、ドジョウ、オイカワ、ワタカなど多様な魚種が見られた。エビやヤゴ類も多く、参加者たちの予想を裏切って意外に多様で豊かな生態環境が保全されていた。
小型のブラックバスが見られないことで思い出すのは、愛知県豊橋の宮前池の事例。この池で水抜きの際に捕獲された120尾のブラックバスのうち40センチオーバーが3分の2を占めていた。
しょうちゃん池で日本産淡水魚が多く見られたのは、ブルーギルがこの池に入っていなかったことも要因として挙げられると思う。魚の卵を食べるブルーギルはブラックバスよりも生態系への影響が大きいという話を聞いたこともある。
池と湿地で構成される水辺には八つ橋が設けられ、散策を楽しむ人の姿が多く見られた。
現在もペットボトルを使った外来生物駆除のための仕掛けかごが設置されている。釣りは禁止。
駐車場なし。駐輪場あり。
外来魚駆除用のワナ。
駐輪場。
案内板。
マークした場所は駐輪場。