アユモドキを旗印に外来魚駆除を国家予算で。
立派な堰体をもつ農業用ため池であるが、池自体が平和台公園として遊歩道、展望台、駐車場、トイレなどが整備されている。堰体下に広がる駐車場は未舗装だがけっこう広く、水ぎわも歩けることから昔から、へらぶな、ブラックバス釣り場としてローカルメジャーといえる存在だった。
亀岡ではアユモドキというドジョウの仲間の在来魚復活を旗印に、市民の外来魚駆除熱が高く、継続的に駆除活動が進められているが、この中山池では規模があることに加え密放流もあるのか、一定数のブラックバスが生き残っていた。
訪れたときは数人の人たちが投げ網を打っていた。ため池で投げ網という光景はちょっとめずらしいと思い、あとで調べてみると、この中山池に関しては特別に「投網・刺網」による月2〜3回の駆除を国(環境省)が発注していることが分かった。地元の駆除熱が国をも動かしたということか。
2020年には水抜きによる駆除活動が行われ、地元の新聞によると50オーバーのブラックバスが捕獲された。在来魚はほとんどいなかったという。
遊歩道と水面とは高低差があるが、水ぎわには降りやすく歩きやすい。
堰体。
展望台。
釣り自体は公認のようである。
堰体下のトイレと駐車場。
マークした場所は堰体下駐車場。