千本浜公園エントランスに構えられた公園池
池は水遊びができる、いわゆるジャブジャブ池の仕様。公園入口にわざわざ立派な石造りで「八角池」と刻印されているのに、なぜ八角なのか、その由緒が記されたものが見あたらない。おまけに、この池のどこが八角なのかも今ひとつ分からない。
なぜ「八」なのか
八角池の由来を探し歩く。池のまわりには、やたらと顕彰碑が立っている。
地元の文学者・池谷観海の顕彰碑、その横に角田竹冷の句碑・・。
となれば、あちらにおわす銅像は八つぁん・・なんてダヴィンチコードやハリーポッターのように都合よくはいかなかった。実際は増誉上人(ぞうよしょうにん)というお人。
この人物のどこかに「8」が隠されていないだろうか。
案内板にはこうある。
この松原は、天文六年(1537)頃、駿河の今川・甲斐の武田と伊豆の後北条との戦いで無惨にも伐り払われてしまいました。・・(後略)
うーん、8はないなあ。
沼津市のオフィシャルサイトにも増誉上人の解説が。
一説によると、天正8年(1580年)武田氏と北条氏の激しい戦いが行われた時、無惨にも千本松原の松を伐り倒してしまったという。・・(後略)
8、あったー!!
と、喜びたいところだったが、二つの記述、どちらも増誉上人が苗木を植えて松原を復活させたとつづく。
同じ解説なのに、半世紀近く時代が違う。
八・角・池の要素はそろったものの、なんかスッキリしないというか、かえって謎は深まったような。
現地案内板の問題点を気付かせるために、わざわざ八角形じゃない八角池を置いたとか・・うん、ありえませんね。
じつは地元の方のブログに答えがあった。池のまわりの石畳が八角形をしているということだった。まったくの盲点というか、フシアナだった。
駐車場・トイレ
目の前は千本浜
サーフ釣り
目の前の千本浜は回遊青物狙いでローカルメジャーな釣りスポット。イナダ、サバはもちろん、ソウダガツオ、カンパチなどもショアから狙えるというから、さすが日本有数のドン深の海、駿河湾。
富士山の眺望とサイクリング
沼津の昭和酒場
昭和テイストばっちりのあやしいビル内酒場横丁や小路があちこちに。かなり玄人向けであるが貴重な街だ。
Googleマップ
マークした場所は駐車場。