水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

蛇尾川ダム(栃木県那須塩原)

【さびがわだむ】
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いわく付きダムは、会うのも厳しい難関池

アスファルトフェイシングダムとして世界一の高さをもつ八汐ダムを上部調整池とした大規模な純揚水式発電を行なっているのが、蛇尾川ダム(さびがわだむ)である。このダムは河川法に違反する運用で国から水の使用許可を取り消された過去もある曰く付き。
さらに蛇尾川ダムへのアプローチ路はトンネル入口の開口部全体がシャッターフェンスで閉ざされ、車両だけでなく徒歩でも進むことは不可能だった。
かねがねあたためていた登山&空撮作戦を発動すべく、この日は近くの道の駅にいったん撤収。

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行く手に立ち塞がるダム管理専用トンネル
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登山口の前日チェック

ダムを見おろす標高1,151mの安戸山は山頂まで登山路が通じている。
地形などから登山路や山頂からダム湖の眺望は得られそうにないが、空撮で捕捉できるポイントが見つかるかもしれない。
都合のいいことに安戸山登山口は道の駅から歩いていけるとの情報だったので、この日は夕暮れまでの時間を使って折りたたみ自転車ブロンプトン号を発動し、登山路の状況を確認した。

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安戸山の登山口と登山路


 

安戸山アタック

最初は急登がつづき、なかなかハードだった。途中、イノシシのヌタ場もあったり野生の息吹が濃い。
と思ったら、何のことはない・・舗装林道に出た。
国道から入ろうとすると、すぐにゲートがあって歩行者も通行禁止の告知がある舗装林道だが、登山路からアプローチすると通行禁止告知がなかった!
これは大きな発見だが今回は正規の登山ルートを進む。

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登山路と林道との交差ポイント。右に行くと安戸山。左に行くとすぐ舗装林道。
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空撮

かろうじて蛇尾川ダムの撮影に成功。

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つづいて山頂をめざし、もうひとつの難関ダムへ。

蛇尾川ダムの上部調整池である八汐ダムはさらなる難関。
蛇尾川ダム湖の支流上流に位置するダムだが、例の通行禁止トンネルとは違う、別の舗装林道がアプローチ路になっているようだ。

bunbun.hatenablog.com


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このページで紹介している池は、下の方に描いてある


 

Google マップ

マークした場所は道の駅。