洪水調節を行なう防災調整池の最大の見どころの「オリフィス」。
ダムでは常用洪水吐のことをオリフィスゲートとも呼び、数あるゲートのひとつであるが、調整池におけるオリフィスは唯一無二の心臓部。一定以上の水が溜まると、段階に応じて自然越流量を調整する役割をもつ。
壁に埋め込まれたものもあれば、そそり立つ塔のように君臨するもの、複数のスライドゲートをもつものまで、いくつかのタイプがある。
またオリフィスの化粧まわし(?)のように花を添えるゴミよけのスクリーンやグレーチングもいろいろな色や形状があり、組み合わせは千差万別。
そんなオリフィスたちのいろいろな顔を集めてみました。
擁壁一体型
小型の調整池でもっとも一般的なタイプ。管理用のハシゴが付いているものもある。
突き出し型
天面スクリーン付き
水の流入時につまりを防止するのがネット状のスクリーンの役割。色や形状にバリエーションがある。
半円柱スクリーン付き
ゴミを除去するためのスクリーンにも、いろいろな形態や表情がある。
このオリフィスでは天面にもグリーンのスクリーンが設けられている。
木製オリフィス??
埋め込み型
巨大で機械のせ
塔タイプ
池の中にそびえ立つオリフィス塔は調整池の花。
コンクリート底のプールタイプには塔タイプは採用しないという指針のある自治体も。
変形オリフィス
ため池の底樋門改造型?
水門付き洪水吐併設型
水門・越流堤の一体型
ぜんぜん意味がなさそうなオリフィス
はいつくばるようなオリフィス
伝説の池を改造したオリフィス