日本ではきわめて珍しいクレーター跡や、分杭峠など強烈なパワースポットを生み出す中央地溝帯(フォッサマグナ)、そのかたわらにある急峻な御池山と中郷御池など、濃厚なミステリアス空間。
中郷 流宮岩と平成おちんの神は、いずれも御池山から豪雨などで崩れ落ちてきた巨石。これだけの巨石が急斜面を駆け下りて来るときには、どんな地響きが谷を揺るがしたことだろう。この大岩には、山の上の御池を形成する地質のヒントがあるのでは、と訪ねてみた次第。
褶曲地層を手軽に見ることができる点で、地質マニアにとってはたまらない聖地だろう。
700m南に、平成おちんの神。2016年に地域の新名所作りの願いも込めて男性器をかたどった御神体を岩に埋め神とした。