水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

霞ヶ浦「妙岐ノ鼻」(浮島湿原)(茨城県稲敷)

カドハリイの日本唯一の生息地

長大な湖岸のほとんどが人工護岸化した霞ヶ浦において、カヤ群落の湿原が広がる貴重なエリアとして水郷筑波国定公園特別地域に指定。
希少植物のカドハリイの日本唯一の生息地。コジュリンやオオセッカといった貴重な野鳥も。そんな動植物の観察フィールドとして駐車場、トイレ、観察小屋が整備開放されている。
好ましい環境を未来に残すため、2月下旬より3月の上旬にかけてにヨシ焼きも行われているという。
以下、現地案内板より。

「妙岐の鼻」は、霞ヶ浦に突き出た約50haの広さを持つ湿原です。ここ妙岐の鼻では、ヨシ〜カモノハシ群落を中心とした湿性植物群落が見られ、また、コジュリン、オオセッカをはじめ、ミサゴ、ハイイロチュウヒ、ヨシゴイなどいろいろな鳥類が生息しています。
水資源機構では、妙岐の鼻の豊かな自然を保全するとともに、多くの方々が、この豊かな自然に触れ、ここに生息する動植物を観察し、自然の大切さを体験していただけるように、鳥類観察小屋、自然観察道、木道や水辺デッキ等を設置しました。
バードウォッチング、自然観察、散策、眺望など霞ヶ浦の自然を心ゆくまで楽しんでください。



駐車場、トイレ



マークした場所は駐車場、トイレ。