水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

目洗いの池(高知県室戸)


弘法大師ゆかりの室戸岬のパワースポット池

室戸岬は空海こと弘法大師との関係が深い。地元の人が弘法大師像を立ててから台風がそれるようになったと真剣に話していたり、そんな土地柄だ。
そもそも平安時代、弘法大師が室戸岬にやって来たゆかりの地がこの目洗いの池で、この池の水で眼病に苦しむ人々の目を洗ってやったところ、たちどころに病が癒えたとの池伝説が残る。海の荒波や風雨の影響を受けそうな立地にある小さな池にも関わらず、水位がつねに変わらず一定に保たれているというのも不思議。
池の形態としては岩盤のくぼみに水がたまったような状態で、流入流出口も見あたらない。岩肌は部分的に灌木が覆うのみで大きな木は周辺にはない。ただし水の中にまで浮き草や抽水植物がびっしり生えている。水は淡水のようだ。
池としてのスケールは庭池程度なので見ごたえはないかもしれないが、岬周辺に散策路が充実しており、周辺のジオパークな豪快地形を感じながら逍遥すれば、この果ての地に宿る歴史と自然の息吹を感じることができるだろう。

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目洗いの池へのアクセス

室戸岬の観光駐車場

無料。土産物店、トイレあり。



室戸岬の散策路(室戸岬乱礁遊歩道)

駐車場から遊歩道入口に入り、そのまま進めば順路上に池が現れる。


池に到着

展望台

鯨のオブジェ



 

案内板