宮溜は「滋賀のため池50選」にも選ばれている。五輪塔を毅然と立つ中の島が特徴的。岩崎山の岩峰を背景にカッコいい池だった。
じつはもうひとつの名がある。宮溜調整池。調整池といっても農業用。国営事業として遊歩道などの親水設備とともに整備された。
農業用の調整池の役割については
群馬用水赤城流況安定施設の調整池(群馬県前橋)に記した。
ため池の特選にも選ばれている調整池という意味ではめずらしいといえるだろう。またこの池は養魚池との看板もあった。
池の東の一角にはヒメビシなど地元の貴重な植物を保全するためのゾーンも設けられている。
駐車スペースあり。以下、地元紙から。
池の底には宮溜の底の土を搬入、調整池本体と池の間には通水管が設けられ、調整池本体の水位が低下しても池の水位を生育に適した0.5―1メートルに保ち、水位上昇時には魚など他の水性生物も移動可能となるなど、自然の水温調整、水質調整なども考慮した。流入水は、名神高速道路をはさんだ隣にある馬溜と水田の余水、ダム用水を供給。
(滋賀報知新聞 平成12年4月16日)
マークした場所に駐車スペース10台ほど。