水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

豆谷ダム(富山県南砺)

まめだにだむ。利賀ダム。
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かわいらしい名前のダムであるが、別に河川名をとった利賀ダム(とがだむ)という名もある。関西電力が管理。
1.5kmほど下流側で国土交通省の多目的ダムが建設予定にあるが、この新ダムが完成すれば水没する運命である。新ダムの名も利賀ダムなだけに、水没ダムになるばかりか、名まで吸収されてしまうのが気の毒なので、当ブログでは豆谷ダムの名でおいておこう。
貯水池は木々の色より深い翠が美しいが、堆砂が進行しており、全体的にかなり浅い。このような状態は、洪水調節機能をもたない小規模の発電用ダムではしばしば見られる。
管理道路が水面と近いところを通るため、ダム施設は防潮堤のようなコンクリート擁壁で囲われ、出入り部には鉄製の巨大なゲートが設けられている。
釣りに関しては、ダム上下流の都賀川が庄川漁連の漁業権管理下にあるため、遊漁料および禁漁期間が設定されている。

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漁業権マップ。庄川漁連オフィシャルHPより抜粋


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水没ダムノ図