野球やテニスもできて、きわめつけは釣り公認という、じつに大らかな調節池群。A池とB池(上)B池(下)の3つの池で構成され、まとめて「栗原遊水地」。
A池は平時は水がなく池底はテニスコート二面が設けられている。
しかし氾濫のたびにテニスコートが水没していたら、維持管理もたいへんだろう。下の全景写真をよく見ると、越流堤を越えた水はいったんテニスコート天面より低く設けられた水路に入り、オリフィスから排水されるようになっている。オリフィスはテニスコート面より高い位置まで突き出しており、いよいよこれでさばききれぬ洪水のときはコートを犠牲にして水を貯留する二段階構え。