標高798mの玄岳は有料道路伊豆スカイラインのインターチェンジ名にもなっているが、山頂近くの展望駐車場からは断層のすきまにぽっかりと穿たれた池が見える。氷ヶ池である。
丹那断層の谷部に水がたまってできた天然湖で、標高620mと高いところにあることから明治時代には池から切り出した氷を保管し、夏場の熱海で売ったという歴史もある。
展望駐車場から400mほど熱海峠方面へと進みヘアピンカーブがおわるあたりに目立たない駐車スペースがあるが、ここから徒歩で氷ヶ池の池畔におりることができる。笹のあいだを縫っていく数分のショートハイキングで、富士山をバックにした池の絶景に会えた。
マークした場所は氷ヶ池を見下ろせる展望駐車場。