じつは怖い池名
拙著『日本全国 池さんぽ』のカバーイラストにもさりげなく描いた切込湖・刈込湖は湖面標高1,625mの山池。
成因は三岳の噴火活動による堰き止め湖。
不思議な池名は、日光開山の祖・勝道上人が日光のヌシとして対峙したラスボスの大蛇を倒したあとに、メッタ切りにして投げ込んだという池伝説にちなむ。
水辺遍路の「山池100選」の有力候補。
切込湖と刈込湖は一つの湖?
二つと見るか一つと見るか
刈込湖と切込湖は実際には繋がっていて、真ん中が激しくクビれた一つの湖と見る方が正解かもしれない。
もし仮りに水位が著しく下がった場合には、切込湖と刈込湖は完全に分断しそう。よくぞギリギリのところで持ちこたえた。


もっと水位が上がったら・・
それこそ巨大なオロクラ湖が出現??
湖の地形と表情
刈込湖
西側の流れ込み
砂の堆積でビーチ状になっており湖面にアクセスしやすく湖全体を一望できる。



流入する沢


北岸
遊歩道はないが比較的なだらかな岸。


南岸
やや切り立っており溶岩がゴロゴロ。後背に三岳を控えるだけに噴火活動の影響が見てとれる。
切込湖との接続部側
塵芥のたまり具合からして、こちらが流末のようにも見える。





三岳と両湖
三岳の噴火活動による堰き止め湖であることが、このアングルからだとよく分かる。
切込湖
刈込湖との通水部
西岸から北岸にかけて



涸沼との接続部




鞍部にヌタ場?
湧水? もしかして水源の一部?
切込湖・刈込湖へのアクセス
湯元の登山口
湯ノ湖の湯元登山口からは刈込湖畔まで蓼ノ湖経由で往復5.6kmで120分。


山王峠の登山口
山王峠の登山口からは往復5.2kmで180分。
生息魚類と動植物












案内板







