水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

レマン湖(長野県軽井沢)

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スイスを代表する水辺であるレマン湖(ジュネーヴ湖)の名をとった池であるが、もとは1963年に完成した軽井沢レイクニュータウンの目玉、軽井沢湖として運用開始した過去がある。
池周辺の町なみは、ちょっと日本離れした独特のものがある。軽井沢の開発バブルが弾けた残照のようなものが、長く濃い影を落としている。歳が寄っても少女の気持ちが忘れられず、少々というには長すぎるあいだ無理してきた疲れのようなものが降り積もり、新興の別荘地にはとうてい真似のできない空気がある。
もっとも土地を大きく包んで漂うものとは別に、各施設、店舗は瀟洒である。

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池は、ローズガーデンと瀟洒なレストランが付随した軽井沢レイクガーデン内に取り込まれている。というより池中の周長400mほどの島がレイクガーデンのメインエリアなので、ガーデンが池に取り囲まれているというべきだろうか。
同園は季節によって入園料が無料から1500円まで四段階に変わる。
冬期はレイクガーデンは閉園するが池を見ることはできる。
軽井沢では、外国人に圧倒的人気の雲場池、ボートなどレジャーレイクとして楽しい塩沢湖と並び、軽井沢のもうひとつの側面を見せる軽井沢湖は、この日本最初の高級避暑地の三大水辺に数えたい。
レマン湖を名乗る水辺としては、千葉県にラク・レマンプール、また、スイスのバッハアルプ湖を名乗った池も長野県内にある。
レマン湖についての詳細は、ラク・レマンの項に記述した。

bunbun.hatenablog.com
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駐車場と案内板。


マークした場所は駐車場。