水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

龍ヶ池(かっぱ沼)(青森県三沢)

渋沢公園、岡本太郎記念公園。
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星野リゾートが昔の古牧温泉街と古牧温泉渋沢公園をまるごと吸収して付加価値を加え、魅力的な温泉リゾートとして再生させたということだろうか。地図には古牧温泉渋沢公園となっているものが、青森屋のホームページでは青森屋公園と称されている。
古牧温泉元湯も健在ではあるようだが、青森屋の敷地のすみっこで営業している感じでどこか肩身狭そうである。とはいっても、これもリゾート側の演出のうちなのだろう。

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独特の雰囲気をもつ、かっぱ沼

さすがというか、ホテル宿泊客以外でも公園や元湯、足湯を楽しめるオープンな雰囲気で、公園敷地内には周囲1.2km級のかっぱ沼を筆頭に、400m級の太郎池、その上池にあたる明神池といった野池ベースの池と、公園人工池の「いきものの池」、「子どもの池」といった池群が遊歩道で結ばれている。
また、線路沿いにも社が祀られた池があった。

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かっぱ沼堰体側の足湯


かっぱ沼という名は池ばたに祀られた「日本河童大明神」にちなんだ愛称だろう。本名は龍ヶ池(竜ヶ池)という野池らしい。堰体側には池を一望できる足湯、右岸には湖上にせり出した古民家風の八幡馬ラウンジ、池奥には独特の屋根形状で存在感の強い浮見堂が構える。
インレット側の遊歩橋である楓林橋から先は池の様相は一変し、深い森の中の水辺となる。
青森屋は館内に居酒屋横丁のようなものもあり、公園も岡本太郎記念公園と地つづきで、点在するオブジェや建築物が水辺に奥行きを与え、全体としてわくわくする空気感がある。いつか一度は宿泊客として、ゆっくりすべての池をめぐってみたいものだ。

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青森屋と案内板


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線路沿いの池とコキア

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マークした場所は元湯の駐車場。