水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

赤池辨財天(岐阜県七宗)

赤池龍神赤池辨財天。
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日本最大の甌穴池の可能性も?

「赤池」といえば富士五湖ならぬ「幻の富士六湖」ともいわれる山梨県の雨後出現池の赤池が有名だが、こちら岐阜・飛水峡の赤池は世にほとんど知られていない存在ながら、かなり個性的。
目を疑うような岩棚がつづく奇景絶景の飛水峡の中にあり、池岸の岩の上には岩肌を這う参道と鳥居がついた祠が立っている。かたやの岸には高山本線がへばりつくように走っていて、なんかすごい。

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ポットホール池の多発地帯だけに断崖上の岩棚にのっかったこの池も、ポットホールが連結して生まれた可能性もあるだろうか。そういえば空撮写真をよく見ればドリルストーンのような丸みを帯びた石がいくつも沈んでいる。
もしポットホール由来の池だとすれば、日本一大きいとされる兵庫県新温泉町の池ノ島の大甌穴よりはるかに大きいポットホール池ということになる。しかし、ちょっと大きすぎ。しかしなぜ、こんなところに池が? 神様が祀られているのも気になる。
近くにあるキワモノのダムとして名高い(?)細尾谷ダムや、飛水峡ポットホールの甌穴池群も合わせて探勝したい。


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ドリルストーンのような石が沈んでいる。また、飛騨川とを隔てる岩棚に複数のポットホール池が確認できる


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踏切の名が「赤池」


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踏切のかたわらに、池への下り口が。フェンスを開けて入る。


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急な階段を下ると池が現れた


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近くにある細尾谷ダム。支川に設定された漁業権を示す案内板も


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細尾谷ダムと赤池


bunbun.hatenablog.com


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池の直上あたりの道沿いには、赤池千手観音の池へと上る階段がある



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アプローチ路


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マークした場所は池への下り口。