水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

高津戸峡ポットホール(群馬県大間々)

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みごとな玉石は「ドリルストーン」

高津戸ダム直下の峡谷に穿たれた甌穴群

ダムは峡谷を水没させないよう立地に配慮されて建設されたので、ダム直下に峡谷が続くレイアウトとなっている。
峡谷左岸側には、変化に富んだ遊歩道も。
この遊歩道から逸脱する形で大岩の上を歩く甌穴へのルートが案内されていてユニーク。
甌穴は河道から切り離されたタイプで、みごとなドリルストーンが残っている。

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甌穴とは

かめ穴、ポットホールとも。水流による浸食作用の一種。
全国的に見られ、九ヶ所が国の天然記念物に指定されている。高津戸峡ポットホールは特に指定はないが、ここまでみごとなドリルストーンが残っている点がすごい。


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高津戸峡谷

まさに狭い谷、峡谷という言葉がピッタリ。
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遊歩道

階段で下りる迫力の遊歩道入口

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このすごい急階段を下る
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吊り橋

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はねたき橋

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玉石付きポットホール入口

遊歩道からはずれて、岩にペイントされた矢印に沿って進む。
特に下の写真の折り返しのマークを見落とさないよう注意。

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他の甌穴群

岩棚をよく見れば、他にもポットホールが。
さらによく見ると、穴からこぼれ落ちてしまったらしき、つるつるの丸いドリルストーンらしき石が転がっていたり。

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案内板

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駐車場とトイレ

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農業用水を取水する頭主工

農業用水を取水する設備も見られた。

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池さんぽマップと現地案内板

2015年に描いたベース画をもとに2021年、下半分を大幅に描き直し。
高津戸峡谷のポットホールを描き加えるために線路、道路、橋の配置を見直し、ver1.1に。

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Googleマップ

マークした場所は、高津戸渓谷の観光駐車場。