「日本一の甌穴」ということで、やや言ったもん勝ちネーミングの気がしないでもないし、せっかく長瀞という景観も名も美しい場所にあるのだから「長瀞大甌穴」としたいところだが、とりあえずタイトルとして「日本一・・」を使った。
この甌穴は荒川本流の岸を形成する高さ7mの緑泥片岩の中腹にある。直径は入口で1.8メートルほどだが、深さは4.7メートルもあり「日本一」の根拠とされている。
水はたまっていないが、そもそも安全対策のため埋められてしまっているので、復元が求められる。全国の甌穴を見てきたが、確かに単体のポットホールであれば、これほど深いものは知らない。直径も単体としては確かに大きいが、全国には複数の甌穴(ポットホール)が連結した10m規模のポットホール池もあるだけに、見た目のインパクトは感じにくい。
ここを訪れた2020年当時は地図での正確な位置が特定されていなかったが、一年以上たった2021年現在はAppleのマップで位置のピンアップが行われており、おおむね正しい位置を示している。(誤差10m以内)
現場は長瀞キャンプ場の敷地を通り抜けするか、荒川を渡るかするしかない場所だったので、写真中心でレポートしよう。
Googleマップスではまだピンは置かれていないようだ。
Googleマップ
マークした場所は甌穴の正確な位置。