鍋冠山の山腹に穿たれた魅惑の池群
鍋冠山の山腹にある池群だが、山も池も情報がない。湖面標高は650〜680mほどかで天然湖なのか10年来ずっと気になってはいたものの、アクセス路がハードな狭路のため、なかなかアプローチできなかった。2022年、四駆ハイエースでようやく突入成功。空撮でようやく魅惑の池たちの全貌をつかむことができた。また、地図には出ていない第四、第五の池も確認した。
Googleマップでは新たに池名が
池や湖沼の名前や所在地に対してもパワフルにデータ化を進めるGoogleマップ。2022年時点ではすでに池名がマークアップされていた。「浅生のながら池」という謎の池名も記されている。
じつは溜め池だった
令和のため池新法によって全国のため池の全貌が明らかになってきた。
富山県オフィシャルため池データベースには、つぶら池と釜池は江戸時代以前に築造の谷池タイプの溜め池として登録されていた。特に釜池の方は防災重点ため池にも指定。
両池からは麓に向かってアクセス路となる林道がのびており管理道として使われていたことがうかがえる。ちなみにアクセス林道起点の集落にはアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』の舞台のモデルとなった古民家がある。(下写真)


浅生の釜池・つぶら池・ながら池の空撮写真
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